オール電化住宅の増加

現在、ガス機器の市場規模縮小を背景に、オール電化住宅は年々増加傾向にあります。
オール電化住宅の人気の理由は、火の元が無いので火災や火傷のリスクが低く、小さいお子さんやご高齢の方がいらっしゃるご家庭でも安心してご使用いただける点です。
それに加え、面倒な石油の入替え作業、燃焼時に一酸化炭素を排出する暖房器具が不要であることも需要に大きく影響しているようです。
省エネと経済コスト

オール電化にしたからといって、それだけで省エネでき、経済コストを抑えられるわけではありません。エコ給湯器など初期の導入費用が高額である現状では、夜間の割引契約等の内容と実生活の消費推移を見た上で、生活に合った契約をする必要があります。ただ安いからといって安易に深夜電力中心の割引契約にすると、損をしてしまうことも多いようです。オール電化に伴って契約を変更する際には、必ず電力会社の担当者と相談しましょう。
太陽光発電システムについて

太陽光発電システムのメリットは、日中の高い設定の電力を買わずにすむことです。昼間は自然エネルギーで発電し、使わずに余った電力を売り、夜間は主に割安な深夜電力を買って使うことで、電力コストを効果的に抑えることができます。今後は、こうした太陽光発電システムを導入した電化住宅が当たり前になることでしょう。
やがては蓄電も自宅で可能な時代になると思われますが、そのためには電力会社の姿勢や地球規模の問題意識、そして行政・自治体の行動も問われる事でしょう。すぐに出来る社会貢献として、ビルアートでは企業としての補助を行っております。ソーラー発電は、早ければ早いほどお財布も地球も助かります。
太陽光、ソーラー発電システムも、素材と内容によりメーカー製品に差がありますので、弊社へ一度ご相談ください。おもしろい発電の話しをお聞かせします。
環境問題への取り組み

ビルアートでは、環境問題への取り組みとして主伐材と森林保育のため、間伐材を積極的に利用し、業務を通じて循環型社会の形成や温室効果ガスの排出削減に役立つよう配慮しています。
実は建設工事でメーカーの新建材を使えば使うほど森林は荒れ、管理が滞り、二酸化炭素の吸収率を下げてしまいます。また、この新製品製造が引き起こす環境問題は、室内だけでなく人の体内にまでも悪影響を及ぼしてきたのが現実です。
日本国内の森林は、年間成長量が全蓄積の約3%強に対して年間伐採量は約1%と意外にも蓄積は増えております。しかし、限りある森林面積の中で森林を育成していくためには、蓄積だけでなく、伐採・利用・再造林の循環が必要なのです。また、国産木材を適正利用することで実態経済に活力が生まれます。そして何より、持続的生産による森林は二酸化炭素の吸収を助けるため、生態系にも地球規模で影響を与えられるのです。ビルアートは、このような好ましい循環社会の形成に貢献したいと考えております。
カーボンオフセットについて
「カーボンオフセット」とは、地球温暖化防止への取り組みのひとつであり、CO2の排出量を何らかの方法で相殺し、排出量を実質ゼロに近づけようとすることです。ビルアートでも弊社なりのカーボンオフセットを実践しております。
ビルアートにはサーフィンやマリンスポーツを35年以上も続けている社員がおり、その社員がオーストラリアの大会に参加した際、オゾン層の破壊や環境問題に早くから市民・企業レベルで取り組んでいる姿に共感したのがきっかけです。オーストラリアでは、様々なイベントでカーボンオフセットが行われています。主催者・スポンサーがイベント開催時に発生するCO2の排出レベルを発電量や金額その他に換算して、相殺もしくは還元しているのです。ベルズビーチコンテストという歴史と名誉のあるサーフィン大会などでもカーボンオフセットが行われています。
自然な家づくり、清々しい暮らしを創造する株式会社ビルアートは、GSLを応援します。
「住宅会社のwebサイトをグリーン電力で!」を合言葉に星の数ほどある地域の工務店・ビルダーに働きかけ、実際に多くのサイトがCO2削減を行いCSRへの認識が高まるようにとGSLを導入しています。温暖化防止に一番早く少ない負担で貢献できるwebサイトのグリーン電力化は、最も継続しやすい身近なカーボンオフセットです。社員職人それぞれの意識にも「社会貢献」が広がるGSLを、沢山の方々が利用されることを期待します。株式会社ビルアートは、建築という物づくりを通して実際に住んで喜ばれる本物のエコハウスやエコリフォーム・ソーラー発電工事といった直接的な仕事と、間接的なグリーン電力や工事費用の企業負担・還元化等のカーボンオフセットを当然のように行い「社会に認められる企業で在りたい」と願っております。


ビルアートのカーボンオフセットとは

ビルアートでは、新築時に太陽光発電システムを積極的に推奨しており、4kw以上の住宅に1kw相当分のソーラーパネル(モジュール)をプレゼントし入居1年目の電気代を負担しています。弊社が承った工事から発生するCO2をこの工事費と電気代に金額換算して負担することが、ビルアートなりのカーボンオフセットなのです。また、具体的な削減目標を掲げるため、現在国家レベルで求められているCO2削減目標6%にならい、自社の年間工事費の6%相当額をビルアートのカーボンオフセット目標額と定め、実践しております。
しかし、いくら1kw相当分を負担するとはいえ、ご依頼主の望む建物の予算構成には優先順位があり、必ず太陽光発電をというわけにはいきません。したがって、年間の新築工事のおよそ80%の世帯に太陽光発電システムを導入することを当面の目標にしております。また、この取り組みを通じて太陽光発電が普及すれば、より大幅なCO2削減につながることでしょう。いずれ燃料電池その他も実用化され、実生活に貢献することを期待しています。
では、なぜ太陽光発電なのでしょうか。それは自然エネルギーである太陽光を利用する太陽光発電こそ、環境負荷が一番少ない発電方法だと考えられているからです。
便利な家電品に慣れ、電気なしでは生きられない現代の生活が今後も長く続いていくと考えると、現在使われている電気エネルギーが環境に与える影響についても目を向けていかなければなりません。生命を支えているのは蓄えられた太陽エネルギーであるにもかかわらず、それ以外のエネルギーを使いすぎている事実が生態系への負担や環境問題を引き起こしているのです。今後も世界的に拡大する都市化や資源の消費を想定すると、無尽蔵な自然エネルギーである太陽光こそ、未来のエネルギーに最も相応しいと考えられます。
ほとんどの生態系が太陽エネルギーに支えられている事実を見直し、持続可能な自家発電、すなわちシンプルな太陽光発電システムを普及させることは、建築に携わる者の責務だと痛感しております。