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建築こぼれ話
2021/05/22
予防医学としての漆喰
日本の漆喰は、7世紀後半の飛鳥時代に左官技術として確立し始めたと言われています。
防火防湿や堅牢性に優れ、清爽感により神社仏閣・豪商の間で好まれ室町時代から江戸初期にかけては城郭に多用されました。

かつては特別な場所で使われてきた漆喰も
今では一般的に内装材として用いられるようになりました。

漆喰の良さは、3年で石に戻ることと調湿・吸臭作用です。
特に寝室では深い睡眠を得ることができます。
また、玄関やキッチン・リビングはもちろん
臭いの気になるトイレや洗面にもお勧めです。

よく、天井も塗れますか?というご質問を頂きます。
もちろん塗れるのですが、壁も天井も漆喰塗りにしてしまうと
音が反響してしまうためお勧めしません。

もうひとつ面白いのは、『漆喰は厚くても3ミリに』という話。
これは漆喰職人がよくいうことなのですが
3ミリ以上厚く塗るのは簡単で、
そんなに塗っても費用がかかるだけということ。

よく最近のなんちゃって自然素材の家では
2センチ厚の漆喰塗り壁なんて言っていますが
全く素人のお話で、お客様が余計な費用をかけさせられていると思うと
同じ建築業界にいる者として恥ずかしくなってしまいます。

先程の職人は、弊社の女性陣に会うたびに
「ちょっと塗りが厚いなあ・・・」と笑います。
漆喰も化粧も薄手が上等なのですね、きっと。

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自然素材で建てる外断熱の家
株式会社ビルアート
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村松 和彦

Written by 村松 和彦 

代表の村松です。
日々思いつくままにの独り言です。
少しでも家づくりの参考になれば幸いです。

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