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建築こぼれ話
2025/11/08
冬になると思いだす「新月の木」
木枯らしが吹き、そろそろ冬だなあ。。。と思うと
毎年思い出すのが「新月の木」

木と自然の力について書かれた『木とつきあう知恵』から引用します。

オーストリアで画期的な建材を生み出したエルヴィン・トーマ氏は
1985年に最年少のフォレスター(山林監視人)として
辺鄙な地での修行のような生活で天啓を受けたとあります。
木を知り、木の特性を生かし、木だけで家を作るアイディアはこの時芽吹き
さらに彼は大工としての豊かな経験を持つ祖父から聞いた
「冬の新月の時期(下弦の月になった日から新月までの数日間)に
 伐った木は良い材木になる」
という言い伝えを受け継ぎ
接着剤や金属を使わず独自の加工技術に取り組みます。

この建築材料は「ピュアウッド」と名付けられ
100%無垢の木からつくられるダボで集成された壁として特許も取りました。

ビルアートでも10年以上前
冬の新月の時期に、森から細い小枝を分けてもらい
会社の外で自然乾燥させてみました。
数か月放置しておいたその木は
軽く、虫害もなく、美しいピュアウッドに仕上がったのを思い出します。

日本では厳しい建築基準法や森林法などの規制もあり
残念ながらなかなか取り組める課題ではありません。
冬になるといつも、木の力をもっと知って信じて欲しい。。。
と思うのです。

参考文献:『木とつきあう知恵』エルヴィン・トーマ 地湧社

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自然素材で建てる外断熱の家
株式会社ビルアート
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村松宏呂子

Written by 村松宏呂子 

インテリアコーディネーター・カラーコーディネーター
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