埼玉県上尾市の工務店、株式会社ビルアートは埼玉県内の自然素材の家、
注文住宅、エコハウス、外断熱の家の建築を行っています。
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木造軸組の家
2020/07/29
強くて優しい木の家
自然災害を避けるために一番肝心なのは建築地=建てる場所ですが、土地から求める場合は私達が地主さんに相談したり探すこともアドバイスさせて頂きながらお手伝いしております。
望まれる暮らし方から候補地を見つけたり、プロの意見や情報・考え方・参考プランなど相談しながら夢膨らむひとときです。
建てる所が決まればどんな家をとなりますが、気に入る土地はおよそ少なめでやや高値の場合が多く逆に求める家の予算から地域も広げて安心な場所を優先するなど・・特に中古住宅を建て替えても建売り分譲住宅よりコストを抑えて好みの注文住宅が実現出来ます。
さて今回は、家の構造・工法について少し。
建築物は、広く柱や壁の無い大空間を望む場合などにより住宅でも工法を考えます。
広い駐車場や店舗の上に居住空間を望む場合などは、鉄骨造や1階を鉄骨に2階以上を木造の混構造で希望に沿うよう設計します。都内や市街地に多い狭小地ではビルトインガレージにする住宅を見かけると思いますが、実は下が車庫の上部の居室は冬冷えて寒く、有効な断熱効果が見込めません。特に鉄骨系では熱伝導が速いので、想像以上の寒さになります。
強度はどの工法も開口の広さに比例して下がり、揺れも強くなりますので出来るだけ支柱や壁を除いた設計にはしたくないのです。
コンビニなど(主に軽量鉄骨造)中央付近に柱が無い平屋店舗を想像して頂くと、荷重がかかると耐えられないのが解ると思います。
災害に強い家の考え方として、参考にしてください。
地震災害で最も大事な要素:地震のエネルギーは建築物の重量に比例して影響が変わります。
建物・住宅の重さが重いほど、地震エネルギーは大きく働き大きく揺れます。
主に重量が重い住宅の順では、鉄筋コンクリートRC造→鉄骨S造→木造となります。
RC造の重量は木造の凡そ4.5倍以上の重量ですので地震による被害も比例して強く受けます。
住宅の主な3つの構造と耐震性:鉄筋コンクリート造・鉄骨造は構造計算によって決まり、木造住宅は壁量計算によって決まります。
これに基づいた一般的な規模の住宅の耐震性に優劣はなく、設計上の耐震性は同等にすることができます。
しかしながら工期やコストも建造物に影響し、維持管理は気候風土に大きく左右されます。
気候風土に配慮した木造住宅は、地震に強く人にお財布に優しい家なのです。
古き良き木造住宅は、柱と太い梁で持たせ開口部と隙間ばかりの風通し空間で身体には良いが、冬は極寒の我慢比べのよう。
やがて大きな震災の度に強度の基準を改めながら、耐震性を向上させ現代に至っています。
元々地震国日本の木造住宅は、昔から軽く揺れが少ない工法なので被害は少ないのです。
さらに関東大震災以降の木造住宅は、泥葺きの屋根を桟葺きに替え体力壁を増やし配置や壁量計算を行う新耐震設計で、以降は他の工法との優劣がなくなり一番軽量の木造住宅は地震の被害がより少なく軽微であるかと言えます。
木造住宅は重量差で地震エネルギーの影響が一番少なく、コストも抑えられる工法です。
近年ベタ基礎の普及で木造住宅は更に優位性が増しましたが、施工精度や品質管理は企業によりますので地元の評判などは大切です。
どんな構造でも、作り手の姿勢や能力に差があるのが建造物です。
長い間には、弊社の棟梁親方から弟子が一人前の大工となり(ずっと修業ですが)独立したりさせたり国元に帰ったりといった時が巡ってきます。そのような少ない機会ですが「建売の仕事はするな」と親方が諭します。
裏事情ではありますが、言葉が少ないだけに常々重みと愛情を感じます。
業界人は、不動産系企業や分譲住宅を手掛けているかどうかも選ぶ基準になります。
注文住宅には、色々な意味や思いがこもっています。
Written by
村松 和彦
代表の村松です。
日々思いつくままにの独り言です。
少しでも家づくりの参考になれば幸いです。
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さて今回は、家の構造・工法について少し。
建築物は、広く柱や壁の無い大空間を望む場合などにより住宅でも工法を考えます。
広い駐車場や店舗の上に居住空間を望む場合などは、鉄骨造や1階を鉄骨に2階以上を木造の混構造で希望に沿うよう設計します。都内や市街地に多い狭小地ではビルトインガレージにする住宅を見かけると思いますが、実は下が車庫の上部の居室は冬冷えて寒く、有効な断熱効果が見込めません。特に鉄骨系では熱伝導が速いので、想像以上の寒さになります。
強度はどの工法も開口の広さに比例して下がり、揺れも強くなりますので出来るだけ支柱や壁を除いた設計にはしたくないのです。
コンビニなど(主に軽量鉄骨造)中央付近に柱が無い平屋店舗を想像して頂くと、荷重がかかると耐えられないのが解ると思います。
災害に強い家の考え方として、参考にしてください。
地震災害で最も大事な要素:地震のエネルギーは建築物の重量に比例して影響が変わります。
建物・住宅の重さが重いほど、地震エネルギーは大きく働き大きく揺れます。
主に重量が重い住宅の順では、鉄筋コンクリートRC造→鉄骨S造→木造となります。
RC造の重量は木造の凡そ4.5倍以上の重量ですので地震による被害も比例して強く受けます。
住宅の主な3つの構造と耐震性:鉄筋コンクリート造・鉄骨造は構造計算によって決まり、木造住宅は壁量計算によって決まります。
これに基づいた一般的な規模の住宅の耐震性に優劣はなく、設計上の耐震性は同等にすることができます。
しかしながら工期やコストも建造物に影響し、維持管理は気候風土に大きく左右されます。
気候風土に配慮した木造住宅は、地震に強く人にお財布に優しい家なのです。
古き良き木造住宅は、柱と太い梁で持たせ開口部と隙間ばかりの風通し空間で身体には良いが、冬は極寒の我慢比べのよう。
やがて大きな震災の度に強度の基準を改めながら、耐震性を向上させ現代に至っています。
元々地震国日本の木造住宅は、昔から軽く揺れが少ない工法なので被害は少ないのです。
さらに関東大震災以降の木造住宅は、泥葺きの屋根を桟葺きに替え体力壁を増やし配置や壁量計算を行う新耐震設計で、以降は他の工法との優劣がなくなり一番軽量の木造住宅は地震の被害がより少なく軽微であるかと言えます。
木造住宅は重量差で地震エネルギーの影響が一番少なく、コストも抑えられる工法です。
近年ベタ基礎の普及で木造住宅は更に優位性が増しましたが、施工精度や品質管理は企業によりますので地元の評判などは大切です。
どんな構造でも、作り手の姿勢や能力に差があるのが建造物です。
長い間には、弊社の棟梁親方から弟子が一人前の大工となり(ずっと修業ですが)独立したりさせたり国元に帰ったりといった時が巡ってきます。そのような少ない機会ですが「建売の仕事はするな」と親方が諭します。
裏事情ではありますが、言葉が少ないだけに常々重みと愛情を感じます。
業界人は、不動産系企業や分譲住宅を手掛けているかどうかも選ぶ基準になります。
注文住宅には、色々な意味や思いがこもっています。